発送はお花にとって過酷な状況
当ガーデンでは、挿し木等で増やしたお花をメルカリ等で販売しています。
ですが、地を離れた移動は、お花にとって過酷な状況です。
当ガーデンでは、購入してくださった方の元に届くまでお花の負担が最小限になるよう、少し厳重な梱包を心がけています。
少し手間はかかりますが、お花のために丁寧に梱包するようにしています。
本記事では、実際に当ガーデンで行っているお花の梱包手順を説明します。
今回は、ポットでの発送についてです。
自分で言うのはなんですが、この梱包方法は私が試行錯誤しながら考えたもので、お客様からも非常に良い評判を頂いています。
嬉しいコメントをたくさんいただき、とてもありがたいです!
お花の梱包についてお悩みの方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
梱包のやり方(ポット)
それでは、画像たっぷり丁寧に解説していきますね。
①材料の準備
まず、次のものを用意します。
- 花苗
- ビニール袋
- 輪ゴム
- 牛乳パック(上部の口を完全に開き、中をよく洗い、乾かす)
- 透明テープ
- ガムテープ
- はさみ
- カッターナイフ
- ホッチキス
- 新聞紙
- 水
我が家では牛乳やジュースの紙パックを使用することが多いですが、ペットボトルでも代用できます。
ペットボトルを使う場合、カッターナイフで切る際は怪我に十分注意してくださいね!
今回は牛乳パックを使っての説明になります。
②ポットをビニール袋に入れる
花苗(写真はノボタンです)のポット部分をビニール袋に入れます。
苗を折らないように気を付けて、輪ゴムで止めます。
輸送中に土がひっくり返ったり、崩れたりしないように、ビニール袋や輪ゴム位置を整えます。
なお、本ポットは直径7.5cmのものです。
気を付けて梱包してても、配送中に土がこぼれちゃうんじゃないの?
根っこがしっかり張っている花苗は、簡単に土がこぼれることはないですよ~
③牛乳パックを切る
次は、苗を入れる箱の部分を作っていきましょう!
牛乳パックの側面下部分の3面を、ポットの高さ程度になるようにカッターナイフで切り、パカッと開くようにします。
次に、開けた牛乳パックの下部分4か所を、写真のとおりに、はさみで切り込みを入れます。
後で輪ゴムをひっかける部分となるので、切れ込みは1cm程度でいいです。
④ラベルを貼り、窓を作る
③で作った切れ込みの上部分に、宛名ラベルと第4種郵便の表示を貼ります。
なお、配送中にラベルが剥がれないように、透明テープを上から貼って補強しておいた方がいいでしょう。
また、中身が覗けるよう、小さな窓(写真青矢印部分)をカッターナイフで作ります。
第4種郵便では中身を確認できるようにする必要があります。
第4種以外の発送の場合、覗き窓は不要です。
説明上、このラベルを貼った面を「正面」、反対側を「奥」、側面を「側面」と呼びます。
⑤ポットを入れる
パック切れ目部分でパカッと開け、奥のつながっている部分に輪ゴムを掛けて置きます。
苗のポットはそれから入れましょう。
この際、②の写真の苗の右側を奥になるように入れています。
また、7.5cmポットでは牛乳パック内に隙間ができてしまいます。
しっかり固定するために、側面側に新聞紙を詰めます。
⑥切れ込みに輪ゴムを掛ける
奥にひっかけておいた輪ゴムを、③の切れ込みに掛けて苗を固定します。
まずは写真のABにかけ、底面に輪ゴムをひっぱってクロスさせ、CDに掛けます。
輪ゴムのクロス部分が底面にあると、牛乳パックを立てた時に不安定になるので、クロス部分を側面に持ってきます。
(補足)上部より苗が出てしまう&複数苗の場合の箱の作り方
上部より苗が出てしまう場合は、上部にさらに牛乳パックを継ぎ足すことで対応します。
また、複数苗の場合も、牛乳パックを束ねることで対応可能です(4個くらいまで可能)。
⑦テープ等で封入する
③で切った切れ目を閉じ、輪ゴムがクロスしている側面に縦にガムテープを貼ります。
閉じた部分(③で切った切れ目)を横にぐるりと一周、ガムテープを貼り、開かないように固定します。
上部から覗いて、内部を確認します。
しっかり固定されているか、配送中にひっくり返っても大丈夫そうかを見ます。
上部の開け口を閉め、ホッチキスで留め、ガムテープを貼ります。
⑧窓から苗が見えるか確認
④で作った覗き窓から苗が見えるか確認します。
⑨完成♪
まとめ
梱包方法のご紹介は以上になります。
初めての方は最初は少し戸惑うかもしれませんが、やっているうちにすぐに慣れるかと思います。
もちろん、この梱包方法がすべてではありません。
ここで紹介したやり方を参考に、ご自身のやり方を見つけていってくださいね!
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